丸3日かけて、岩手から宮城の津波被災地を見てきました。
命が守られたところ、守れなかったところ。紙一重の違いが生死を分けている。
教訓を伝えたいという伝承者の方たちに直接会い話を聞き、現地を案内してもらって避難した場所まで一緒に歩く。
釜石 鵜住居(うのすまい)地区釜石東中2年の生徒だった方から話を聞き、一緒に避難した道を歩く。地区の方は大勢亡くなった中、小中学校の子どもたちは避難して無事。
いのちをつなぐ未来館で資料展示見る。
陸前高田 東日本大震災津波伝承館
すんでのところで子どもたちは避難した気仙中はじめ海岸の遺構をガイド付きでまわる。
気仙沼 リアス・アーク美術館 学芸員のポリシーもった資料収集、写真、コメントに津波伝承の神髄を感じる。
南三陸 被災しながらも復興に尽力したホテルの語り部バスで町中の遺構をまわる。役場の元総務部長だったという方から話を伺い、多くの職員がなくなった庁舎跡も見学。
石巻 裏山への避難ができず児童、教師のほとんどと多くの住民が亡くなった大川小を避難路確認しながら歩く。雄勝町の教師だった方からは雄勝の被災、九死に一生を得た学校避難の話も聞く。
津波火災で校舎が被災、地域が壊滅する中で子ども命が守られた門脇小の避難を追体験。幼稚園バスが被災して子どもが亡くなった現地などもまわる。
思っていた以上に生と死は隣り合わせで、出す教訓は多岐にわたる。奇跡ではなく、私たちの生き方が問われ、判断力が問われるという厳しさ。
移動中も必死に資料にあたり、勉強しました。何が大切かを整理して、教訓化したいです。伝承してくださっている皆さんに報いるために私たちがしなくてはいけないことは南海トラフ地震で命を落とさない備えをすることに尽きます。












