日本共産党掛川市議会議員 勝川しほこ

全員協議会(2021/11/10)

来年度の行政経営方針

①SDGsの推進 

持続可能なまちを実現する変化に応じた改革

 私たちを幸せにするSDGsに

 SDGs未来都市に指定されている掛川市。経済・社会・環境の3側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルを持つ地域として国が選定しました。

SDGsは開発計画です。資本主義の社会ではより利潤を生む拡大再生産が至上命令です。それが「持続可能」で「環境に配慮する」ものになるのか、お金持ちがより富む社会で世界の「誰ひとり取り残さない」社会はつくれるのか、です。

SDGsの理念は資本主義の元では実現不可能なのでは? と言う経済学者さえいます。

今回、国のいうSDGs推進計画も見直したのですが、企業の意向を踏まえ体裁をととのえつつ開発を推進する側面の方を強く感じました。

気候変動への対処は待ったなしです。環境破壊を伴う開発を止めないことには飢餓も貧困も紛争もなくなりません。国際的視点、公平・正義・民主主義の実現を大切に、SDGsの旗印でなんとなくいいことをやっているふりに終わらせないことが大事だと思います。

②DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進 

 誰1人取り残さない 人にやさしいデジタル化に

 「今の自分に必要ない」マイナンバーカードを申請しない理由の1番。必要性を感じない人たちにとにかく申請させようと「マイナポイントでお得給付! カードないとポイントあげませんよ」とえさを鼻先にぶら下げるようなやり方をしている国に対して「個人情報を国で集めて何をしようと企んでいるの?」という不信感が申請しない理由の第2ではないかと思います。

今後保険証への紐つけや銀行の口座などへの紐付などもしたとき、個人情報満載のカードからの情報漏えいがより大きくなるのも心配です。

「コロナ対策、経済対策の給付金をポイントで」って国民のこの不安を無視しています。儲けるのは誰でしょうか。

掛川市はDX推進を掲げ、国のデジタル庁の掛川版ともいえる体制作りをしています。

今回公募の二人目の副市長はこのDX担当です。いっしょに公募しているDX推進担当は非常勤の特別職1日2万円の非常勤(副業可)です。

利益誘導がないようにする、といいますが、非常勤で雇われる側に利がなければ応募してこないのでは・・とも思えるわけです。DXの前提はデータが重ねられること。マイナンバーカードの普及などがこのために必要になるわけです。

議会報告

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