今月も議題がたくさんありました。自治体は国の決めたことをいう通りに執行する下請け機関ではありません。国が大企業、お金持ちのための政治をしている以上、市民切り捨て行政にならないよう、独自施策を模索して市民利益を守るしかない、と私は思っています。
国保税値上げ・後期高齢者医療保険料も値上げの説明
コロナの影響で国保対象の事業者さんなどの収入も減り、年金も下げられています。一方で日用品やガソリンなどの値上げで負担増。消費税ＵＰの影響も深刻、医療費の窓口負担増まで企まれているのに･･･ 生活できない税金の取り立てはおかしいです。
中小企業振興計画の中間報告
今まで振興条例制定や振興会議設置などを求めてきました。今回出てきた計画案にははっきり言って失望です。ついてこれない零細は切ってしまえばいい、という冷たさを感じます。実施した事業者アンケートは回収率が３０％台と、市が事業者に期待されていません。
支援は商工会議所と商工会に投げ、小規模農家などへの言及もない。これでは地域経済循環はできません。消費税の増税の上、コロナの影響を受け、インボイス制度導入で息の根を止められかねないと困り果てている事業者の苦難に寄り添う視点がそもそも感じられません。せめてもっと小規模事業者なども取りこぼさない支援策を模索してもらいたいと私は思います。
公共施設等総合管理計画の改訂
計画期間を３０年から４７年に延長。建物の管理を｢予防保全型｣に切り替えるのは賛成ですが、総床面積を２５％縮減する事に変わりは無く、４６．６％を占める学校施設を含め国の意向に通り１／４減らす。住民サービスの維持はできないとの思いは変わりません。
海岸防災林強化事業
８年前から行なっている整備は、河口を除いて９㎞の計画のうち３月末で６１％の５．４９㎞が完成。５年後の完成を目指しています。盛土増などで市負担の総工費は約５０億円になる予定です。地震が先か整備が先か。命と財産を守るために避けられない事業として一刻も早い完成が必要です。
