家代の里地内の誤った土地売却に関わる訴訟の控訴とその予算づけの承認
市は売却の誤りを認めた上で、土地返却を求めています。今回この返却を命じる判決が出ましたが、土地の代金以外にも多くの賠償を求めた判決の算定を不服として市は控訴を決めました。控訴審で減額を求めるとの説明があり議案に賛成しました。この誤った土地売却問題の責任の所在は今後も問うていきたいと考えます。
補正予算(災害復旧費)の承認
台風15号の被害への災害復旧費として9.3億円余の補正が組まれました。財政調整基金を約4.1億円取り崩し、市債を1.9億円ほど組みます。後の3.3億円ほどが国・県支出金です。
毎年のように災害の度に補正が組まれます。国や県の河川改修が進まないことが原因であっても貧しい市の財政から復旧費を充てざるをえません。災害を起こさない防災対策こそが重要だとつくづく思います。
この中で、市の文化財でまだ利活用計画などの詳細が決まっていない松ヶ岡の土蔵の応急復旧工事に1430万円がついています。「応急」でこの額を出すと言うことは本格的修理をするという前提なのかを問いましたが、そこがはっきりしません。松ヶ岡整備には税金は使わないと今まで言ってきているわけで、本格的な修理は計画策定後に基金から出すべきだと私は思います。